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朝護孫子寺に行ってきました

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日本はいつから北国になったのか。寒すぎる。

今回は朝護孫子寺に行ってきた。

 

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朝護孫子寺は生駒の山にある寺である。夜間拝観ができる日だったので6時頃に行った。

普通寺社は4時くらいには門を閉めるので、暗くなった中でのお参りは新鮮だった。


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この寺のはじまりは、聖徳太子が寅年、寅日、寅の刻に毘沙門天から戦いの必勝の秘法を授かり、祭り始めたところからである。

なのでこの寺は必勝祈願のご利益があったり、虎に縁がある寺社だ。


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入口の張子の虎もそうだが、こんな虎柄のポストもある。

2022年は寅年だったので、年内に行けてよかった。


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こちらの融通堂は融通さまを祭っていて、福、良縁、金運など万物に融通を効かせてくれるという。


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日本一大地蔵という、大きな地蔵菩薩の像もあった。暗闇の中では光に照らされた三重塔と像の存在感に圧倒される。

夜だったのであまりわかるような写真は撮れなかったが、この寺はすごく立体的な構造になっていると感じた。御堂から見るほかの場所の景色も絵になるくらい美しかった。


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本堂は清水寺のような舞台となっていた。寅年感謝の望年参りの日だったので、宮司たちが雅楽を演奏していた。

ひちりきや太鼓の音を生で聴いたのは初めてだったし、この寺にとって寅年がどれだけ特別であるかが、鳴らす音で伝わった気がした。

 

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本堂へ行ったあと、竜王を祀っているという空鉢護法堂にも行ってきた。

自分の干支はへびだから御利益があるかもとか考えてながら足を運んでいた。


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護法堂までの道は700mの山道だったのでさすがにきつかった。

これはまだ先は長いと絶望させてきた明かりの写真である。


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頂上まで着くのには20分近くかかった。

御堂にはとぐろを巻いた蛇が祀られていた。命蓮上人ゆかりの地だそうだ。

 

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夜景も綺麗だった。今度は昼に来てゆっくり回りたい。

 

橘寺に行ってきました

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本格的に寒くなってきて年末が近づいてきたなと感じる。

今回は橘寺に行ってきた。

 

寺の名の通りタチバナの実が実っていた。みかんに似ているが酸っぱすぎて生食には向かないらしい。

 

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この寺の近くに聖徳太子の出生地と言われる場所があり、太子を祀っている寺社のひとつとして有名である。

 

この像は太子の愛馬だったという黒駒の像である。神馬であり足がものすごく早く、富士山を超えたりしたそうな。

 


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本殿の横には二面石と呼ばれる岩があった。左右に善相と悪相が彫られており、人の心の二面性を表現しているという。

たしかに右の方が穏やかな顔をしているように見えなくもない。

 

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どうやらこの寺は焼失や倒壊がよく起こったらしく、元は回廊に囲まれた規模の大きい寺だったようだ。

寺が再建されるのは珍しくないが、前の様式を踏襲せず新しく再建されているものは初めて見たので興味深かった。

 

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往生院と呼ばれるお堂には、現代の画家が描いた美しい天井画が隙間なく埋め尽くされていた。

ひとつひとつに季節が感じられて味わい深かった。

 

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やはり飛鳥の寺は歴史の重みがあり、なおかつ今も盛んに運営されているところが垣間見えるのでお気に入りである。

万葉文化館なども近くにあったので今度行ってみたい。