寺社仏閣をめぐり始めて結構経つが、建築物とか伽藍とかの違いがわかるようになってきた。
今回は四天王寺に行ってきた。法隆寺と双璧を成す、飛鳥時代からの古い寺だ。
ここの五重塔は、しっかりとした朱色とこまやかな装飾が印象的だった。
というのもここの建造物は災害や戦争で何度も壊れているらしく、今のものは1963年に完成した八代目らしい。
金堂も同じようにしっかりとした造りだった。
内部には寺の名前にもなっている四天王と、本尊の救世観音が安置されていた。
四天王とは、東西南北を守護する神である。北方の神の別名、毘沙門天がいちばん有名だろうか。
ちなみに中は撮影禁止だったのでこれは拾い物である。
回廊に囲まれた仏教の建物を伽藍(がらん)と言うが、四天王寺は金堂 五重塔などが南北に一直線に並んだ配置をしている。これを伽藍配置の四天王寺式という。
均整のとれた配置で全体像も美しかった。
宝物殿はしまっていて入れなかったが、その規模の大きさから歴史をひしひしと感じ取れた。
他の有名な寺社もどんどん巡っていきたい。