近年陰謀論やトンデモ科学論、ふつうはありもしないようなことを信じている人たちが多すぎるように思える。
自分は陰謀論というものを嫌っているわけではない。フリーメイソンやイルミナティについていろいろと調べていた時期もあったし、ミスター都市伝説 関暁夫が番組で話しているのを楽しんでいた時期もあった。なのでそんじょそこらの人よりかは都市伝説に一家言持っていると思っている。
自分の中での都市伝説というのは、情報をありえない別次元から見たもの、というものとしてとらえている。
一つの情報は、関係のある情報と線でつながっている、とイメージしてほしい。そのたくさんの情報の、関係があると思えない同士を結んだものが都市伝説と自分はイメージしている。
全然違う分野やカテゴリーの情報だが線で結べている以上、考えていけば無理やりにだがつじつまが合うような感じがする。
本来、こんな面白いひねくれた社会の見方があるのか~で終わる娯楽だと考えているが、最近はそうではなくなっている。
話は変わるが、最近テレビの番組が面白くなくなったと両親がよく口にする。
そのあと決まってテレビ局がどうだのと文句を言っているが、自分はこれと陰謀論の考え方は似ていると感じている。
陰謀論は平たく言ってしまえば、いま社会に起こっている悪い変化の理由をとんでもないところに求め、そのせいにして批判する というものである。
やはり、自分がどうしようもできない場所に責任転嫁し、文句だけを言うようすが似通っている。
自分は陰謀論を否定しないし、むしろもっと話題にして楽しんでほしいと思っている
。
しかし同じ思想の人とつながったから 同士がたくさんいるからといって、その考えが娯楽から生まれたものだということを忘れないでほしい。
どれだけ陰謀論を陰謀なんかじゃなく本物だと信じていても、本当の大衆はたいてい違う考えを持っているのだ。強要は人としてナンセンスである。