雑記帳メモリ

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成相寺に行ってきました

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色んなもの制作につき多忙です。助けてください。

というか待っててください。すぐにいいものが出ます

 

というわけで今回は京都の成相寺に行ってきた。西国三十三所の中では最北に位置する寺院である。

 

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やはり険しい山にある寺社は自然が豊かで気持ちがよかった。

この寺の名前は「願い成り合(相)う寺」からの由来である。餓死寸前でもうろうとしていた僧が、仏に許しを乞いながら禁じられている肉食をしてしまったが仏が身代わりになった、という言い伝えがある。

 

この時食べてしまったのは鹿のももだったが、朝起きると仏像のももがなくなっていて鍋には木くずがあり、集めて戻すと元通りになったらしい。

突っ込みどころは色々あるが、なんでも祈ると割となんとかなるらしい。

 

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本堂には番傘が飾ってあったが、特に傘についての由来などはないらしい。

綺麗だからまぁどうでもいいが。

 

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自分が行った時期はシャクナゲが美しく咲いていた。

この鐘は撞かずの鐘と呼ばれる。鐘が作られる時に子供が坩堝の中に落ちて亡くなり、その鐘を撞くと子供の泣き声が聞こえてくることから撞かなくなったという逸話がある。

まるで怪談のような怖めの逸話だが伝わっているのが新鮮だった。

 

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優美な五重塔もあった。1998年に建てられた新しいものらしいが、鎌倉時代の建て方を再現しているらしい。

周りの青もみじも瑞々しかった。ここは紅葉の名所でもあるらしい。

 

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そして一番の名所はこのパノラマ展望所である。ここで天橋立を一望できる。

その分境内からさらに坂を上がらなければならなかった。びっくりするほど傾斜があった。

 

天橋立は建物とかではなく地形で、砂が細長く堆積した砂州(さす)と呼ばれるものである。


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初めて見ることが出来たが、宮津湾の青と松の緑のコントラストが美しかった。さすが日本三景である。

 

萬福寺に行ってきました

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最近制作するものがありすぎて多忙です。助けてください。

そのうちいいものができます。お楽しみに…

 

最近twitterでよく見かける萬福寺に昔行ったことがあったので、思い出を残しておくためにも記事を書いておく。


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萬福寺は宇治にある禅宗の寺である。

禅宗とは「坐禅などの修行で悟りに至る」仏教の宗派で、この寺を開いた隠元禅師は、日本にある3つの禅宗の宗派の一つ、黄檗(おうばく)宗の開祖となっている。

 

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実はこの隠元禅師、日本に色んなものをもたらしたことでも知られている。

本人の名前がそのまま由来になったインゲン豆や、スイカ 蓮根 たけのこなどが日本に広まったのはこの人のおかげである。


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萬福寺は広く、色々なものがあるがその中でも目立つのがこれだろう。

この木製の魚みたいなものは開梆(かいぱん)といい、時刻を知らせるために使われている。

魚の形をしているのは、昼夜寝ない魚のように日々修行に励むように、という意味が込められているからである。実は木魚の原型だったりするらしい。


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真夏に行ったが境内は広く、静かで落ち着ける場所だった。

別に観光客が少ないことをディスっている訳ではない。

 

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この寺には布袋像も安置されている。

七福神のひとりだが、もともと唐の時代の僧が由来なため、中国の文化が強いこの寺で信仰されているのだろう。

 

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本尊は釈迦如来であり、左右に十八羅漢像がずらりと並んでいる様が圧巻だった。

 

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十八羅漢とは、仏の命を受けてこの世にとどまり仏法を守護するという聖者たちである。

もともと16人だったらしいが、有名な僧達が加わり18となったらしい。18人全てが特徴的なポーズをとっていてそれぞれに美しさがあった。

 

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自分のお気に入りはこの羅怙羅尊者像(らごらそんじゃぞう)である。

「仏はみんなの心の中におるんじゃ!バリィ!」って感じの像である。信仰がパワータイプすぎる。

 

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ちなみにこんなパネルもあるらしい。えぇ…

 

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普段見ている寺とは少し違う、独特で新鮮な寺のかたちを見るとこができる寺だった。

宇治に観光に行くのならおすすめの場所である。

最寄り駅は、黄檗(おうばく)駅とよむので、是非。

 

https://www.obakusan.or.jp