雑記帳メモリ

旅、趣味、制作、寺社仏閣

MENU

三井寺に行ってきました

どうも。これからしっかりと更新頻度を増やしていこうと思う。

今回は三井寺に行ってきた。園城寺(おんじょうじ)という呼び名もある。

 

この寺は大津市にある西国三十三所の一つである。

古典文学でただ「寺」とだけ書かれていると、それだけでここ三井寺をさすというほど有名な寺院である。

 

歴史の中で戦乱や焼き討ちの被害に何度もあいつつ、繰り返し復興してきたことから不死鳥の寺とも形容される。

金堂は、そんな歴史の重みを深く感じられるような重厚な造りだった。本尊は弥勒菩薩である。

 

これは一切経蔵といい、仏教の経典を納める御堂である。

輪蔵という筒のようなところにたくさんの経典が納められていて、信者の信心が現れたような造りに圧倒された。

 

これは弁慶の引き摺り鐘である。

もともと三井寺比叡山延暦寺と争っており、その際に弁慶が引きずって持って行ったものとされている。

延暦寺に帰り鐘を突くと、帰りたいと聞こえたため投げ捨てたという伝説が残っている。鐘の傷を見ると否定できない、気もする。

こちらは唐院と呼ばれる区域で、最も神聖な領域とされている。
ここにいるときだけ日が強く照り、新年の肌寒さが和らいだのを覚えている。

 

そして観音堂である。

観音菩薩は人々を救うため姿を変え、西国三十三所ではいろいろな姿のものを祭っているが、ここのものは如意輪観音である。

宝珠と法輪(チャクラム)を持ち、教えを説いて煩悩を砕く姿とされている。チャクラムはもともと武器の名前だが、煩悩を消し去る破邪のシンボルともされている。

 

今年は卯年なので、文殊菩薩像の公開と限定御朱印があった。十二支と仏にはそれぞれ対応しているものがある。

うさぎの朱印がかわいらしかった。

 

遠くの滋賀まで巡りに行ったが、異なる歴史の背景、建築様式に触れられよかったと思う。

近畿圏はもっといろいろなところに行きたい。