三井寺に行ってきました
どうも。これからしっかりと更新頻度を増やしていこうと思う。
今回は三井寺に行ってきた。園城寺(おんじょうじ)という呼び名もある。
古典文学でただ「寺」とだけ書かれていると、それだけでここ三井寺をさすというほど有名な寺院である。
歴史の中で戦乱や焼き討ちの被害に何度もあいつつ、繰り返し復興してきたことから不死鳥の寺とも形容される。
金堂は、そんな歴史の重みを深く感じられるような重厚な造りだった。本尊は弥勒菩薩である。
これは一切経蔵といい、仏教の経典を納める御堂である。
輪蔵という筒のようなところにたくさんの経典が納められていて、信者の信心が現れたような造りに圧倒された。
これは弁慶の引き摺り鐘である。
もともと三井寺は比叡山延暦寺と争っており、その際に弁慶が引きずって持って行ったものとされている。
延暦寺に帰り鐘を突くと、帰りたいと聞こえたため投げ捨てたという伝説が残っている。鐘の傷を見ると否定できない、気もする。
こちらは唐院と呼ばれる区域で、最も神聖な領域とされている。
ここにいるときだけ日が強く照り、新年の肌寒さが和らいだのを覚えている。
そして観音堂である。
観音菩薩は人々を救うため姿を変え、西国三十三所ではいろいろな姿のものを祭っているが、ここのものは如意輪観音である。
宝珠と法輪(チャクラム)を持ち、教えを説いて煩悩を砕く姿とされている。チャクラムはもともと武器の名前だが、煩悩を消し去る破邪のシンボルともされている。
今年は卯年なので、文殊菩薩像の公開と限定御朱印があった。十二支と仏にはそれぞれ対応しているものがある。
うさぎの朱印がかわいらしかった。
遠くの滋賀まで巡りに行ったが、異なる歴史の背景、建築様式に触れられよかったと思う。
近畿圏はもっといろいろなところに行きたい。